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「たとえ、神にだって、俺は従わない」(キリコ・キュービー)
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Suicidaltendencies.jpg













古い画像で申し訳ないです(苦笑

今更の記事ですが、SUICIDAL TENDENCIES来日公演に行って来ました。
かなりガキの頃から好きなワリにタイミングが合わず、今までライヴを見たことがなかったので、
やっと拝見できた生で動くマイク・ミューアマイク・クラークに、ただただ最前列でピンダウンという、
モッシュ人員の端くれとしては実に不甲斐ないミーハーっぷりを発揮してしまい恥ずかしい感じなのですが、
おかげでミューア兄貴の汗と唾かぶりまくりでいろいろ漏れました。
内容的に決して"完璧"と言える内容ではなかったし、間延びする場面もあった。
演奏で言えばもっと技術的に高いバンドはゴロゴロいるだろう(実際「ロッキー・ジョージロバート・トゥルージロもいないSxTxなんて…」というTwitterでのpostも見たことがある(とはいえディーン・プレザンツも相当な技術の持ち主だし、ミューア兄貴の選定眼は相変わらず凄いのだが…関係無いですがジミー・デグラッソを加入させた時は本当に驚きましたね、Y&T大好きなので)。
でも、決して手を抜いてるような部分は感じられなかったし、ルーティン的でもなく、
まるで"ヴェニスのローカルなクラブで見ているような"良い意味でアットホームなライブでした。
これは、平日ということもあり決して満員とはいかなかった客入りながら、
何とか都合をつけて集まった”いい感じにガラの悪い本当にSxTxが好きそうな奴ら”が集結しているのを、
本人たちも感じ取ってくれたからかもしれません(勝手な解釈)。
兎に角、ミューア兄貴がステージを”あのステップと動き”で駆けまわり、クラーク兄貴が名リフの数々を弾き倒す…
これだけで自分的には十分でした。
何より本人たちが楽しそうに演奏しているのが感じられ、客の熱さ(この日のお客さん、本当に素晴らしかったです)も伝わっているような気がする、一体感のあるライブでした。
アンコールなし(自分は結構好きですそういうの)で70分強と、普通でしたら若干喰い足りないと思う演奏時間も、
自分的には大満足でした(他にも聴きたい曲は確かにありましたが心情的には大満足)。

高校生ぐらいからスラッシュメタルを聴き始め、その流れの中でSUICIDAL TENDENCIESに出会いました。
初めて聴いたアルバムは「How Will I Laugh Tomorrow When I Can't Even Smile Today」で、
あまりにも格好良いサウンドと、あまりにも弱いヴォーカル(褒めてます)のギャップに度肝を抜かれ、
更にその弱い(しつこいですが褒めてます)ヴォーカルがメンバー写真で一番強そうな肉体の人から発せられていると知り驚愕しました。
そして、1st2ndを聴いてあまりの格好良さに完全に嵌りました。
加えて、メンバーのファッションセンスのサグ感、ちょっとした悪な感じ(後に本意気のギャングと知るわけですが)にガキが憧れるのは必然でした。
幸運(?)なことに、自分の地元は藤沢で、サーフ/スケート系のショップが多く、当時からアメカジ系のショップにもSxTxのシャツやスイサイダルクロス感なバンダナが売っていたり、ディッキーズのハーフパンツやらラインソックスやらがわりとメインに陳列されていたりしました。
メタルのシャツは原宿や西新宿に行かないと買えなかったのですが、SxTx的なものは地元で簡単に入手でき、
何よりショップの店員が普通に”目が隠れて前が見えない感のバンダナ姿”だったり、
メロコアと一緒にSxTxが店内演奏されている店が沢山ありました。
関係無いですが、あの巻き方のバンダナは少し上を向くと前が見やすいので自然と顎がでてガラが悪くなります。
話が逸れましたが、そんな感じで自分はすっかりそういう”音以外の部分”にも影響を受けてしまい、
ある時は知人に「何そのソックス?サッカーやるの?」とか言われ、またある時は当時のツレに「そのネルシャツの首のボタンだけ留めるのカンベンして」と言われたりしながら、
現在もそんな感じで生きています。
それだけ自分の中では生活に溶け込んでしまっているバンドなのです。

そんなバンドのライブを遂に見ることができ、結果的に素晴らしかったのですが、
実はこの来日の前に個人的にいろいろあって、正直心底楽しめるのか不安でした。
ですが、全盛期までとはいかなくもSxTxの素晴らしいライブを見ていろいろ吹っ切ることができました。
SxTxは所謂スラッシュメタルのバンドではありません。
初出はハードコアですし、その後はスラッシュメタルに接近しクロスオーヴァーと呼ばれるスタイルのバンドの有名なものの一つとなります。
中期からはファンクやヒップホップ的要素も導入しますが、その後は初期と違った手法でハードコア感を戻したりもしています。
こういった幅の広さは賛否両論ありますが、大きく見て”クロスオーヴァー”とも言えると自分は思います。
で、彼ら流の”クロスオーヴァー”の醍醐味は、自分の勝手な解釈的には以下の言葉に集約されています。

「自分が面白きゃ他人の目なんて関係ねぇんじゃねぇか?この世の中、いつだって気持ちよくなった方の勝ち!違うかぁ?」

これは交響詩篇エウレカセブンのチャールズ・ビームスという最高に渋いキャラの台詞なのですが、
SxTxの音楽、特にライブを体験した後につくづくそうだと思いました。
他人の振りかざす物差しに左右されず、現在も自分が格好良いと思う要素を貪欲に取り入れ、
尚且つ軸がブレていない。しかも、それを自然にやっていて”無駄にアピールする”安さが全くない。
そういう感覚がライブする姿に溢れている気がして、個人的には本当に目が覚めました。
そして、自分はつくづくそういうクロスオーヴァーが大好きなんだと思いました。

ここ最近、仕事や家庭的事情も含め、いろんなものが楽しめなくなってきていてナーバスだったのですが、
SxTxを見ていろいろ思うところがあり、これからまたちょいちょい楽しめそうです。
何故か創作意欲も復活してきました。単純ですね。

創作で思い出しましたが、SxTxと言えばウチの本もよろしくお願いします(宣伝)。





 
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